『計測は科学の母』と称され、イノベーション創出に不可欠な最先端技術には、多岐にわたる計測技術が重要な役割を担っています。社会・産業・科学のあらゆる場面において計測は深く根付き、それ無くして現代社会は成立しません。また、歴史を振り返れば、常に計測することによって新たな科学の発見がもたらされてきました。
我々は、光科学と情報技術の融合に基づく新しい技術であるデジタルオプティクスを応用し、独自のデジタルホログラフィ測定技術でモノづくりの未来を創造して参ります。
デジタルホログラフィとは、物体の反射光(物体光)と、同じ光源の光(参照光)からできる干渉縞(ホログラム)をイメージセンサーに記録し、電子計算機で処理をして立体像を再生する技術です。
記録
再生
ホログラムから物体光を抽出し、
物体の表面形状・光学特性を再生する。
波動方程式の解析解である球面波を参照光として用い、
正確に干渉縞をワンショット記録
干渉縞から抽出した物体光に波動方程式の解析解を用いた伝搬計算を行い、
物体表面における物体光を精緻に高速再生
仕様の範囲内となる高さ測定値h=9.7nmという測定結果が得られた
スタンダード(Thin HEIGHT)パターン高さ仕様
9.9 ± 1.4 nm(Positive)
表面形状の測定結果
光波長 637nm
表面形状の測定結果
光波長 31.9nm
仕様の範囲内となるP-V値:λ/20 (約32nm)以下との測定結果が得られた
表面形状の測定結果
光波長 643nm
表面形状の測定結果
光波長 64.3nm
画像の歪みは全く生じず、クロム膜厚と平面度をワンショット測定
水平分解能2ケタµmの光強度画像も同時撮像
1nmオーダーで表面形状(SORI、BOW、WARP)をワンショット測定
表面形状の測定結果
光波長 532nm
表面形状の測定結果
(左図をわかりやすくしたもの)
1nmオーダーで厚み分布(TTV、LTV)をワンショット測定
精度シングルnm/σ(n=10)を実現し、試料を置き換えた際の再現性も確保
光位相差像
光波長785nm 分解能約100um
厚み分布
Siウエハ上のSiO2層
水中微生物のワンショット撮影
: ゾウリムシ
その他にも流体測定や光学物性測定等、幅広い光学測定領域に展開可能。
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